フェスが好きです。
大きなフェスだけじゃなくて、ローカルなパーティやライブイベントによく出かけていました。
アウトドア好きでもあるのでキャンプが出来るのも楽しいし、何より自然の中、好きな音楽を聴きながら体を揺らす。めちゃくちゃ心地良いです。
そういったイベントには、たくさんの飲食店が出店されていて、趣向をこらした美味しいご飯が食べられます。
フェス飯と呼ばれ、大きなイベントでは名物になっている有名店があるほどで、食事が楽しみの一つになっています。
最近は大きなイベントが増えて、いかにも業者というか儲け先行のお店が参入してきたりしているので、正直、何を食べても美味しいとは言えないけど、主催者がしっかり選考していたり、出店をお願いしにいくような小さなイベントでは、お料理にこだわりを持って出店している人が多く「野外でこのクオリティ!!」と驚いてしまうものが出てきたりします。
ある大きなフェスに行った時、ご飯が口に合うものが少なくて、自分だったらこうするのになぁとか、何でコレで商品として出せるんだろう?などと思い、最高のシチュエーションなのに何だかもったいない。。。
だったら自分でやってみたい!いや、やるべき!好きな空間で好きな料理が出来る。
しかもお金まで入る。最高じゃん!*単純です笑
イベントの高揚感も手伝ってか?新しい夢というか目標のようなものを見つけた様な気がしてワクワクしました。
早速、地元で行われる無料フェスの出店要項を調べてみると。。。
出店料○万円、食品衛生なんちゃら、保健所がどうのこうの、提出物や場所の規格とか、とにかく面倒くさい。結局のところ何の経験のない素人が思いつきで始めたいくらいのレベルでは、簡単には出店出来ない事がすぐに分かりました。
どうしてもやってみたい事を友人に話してみたら、別の友人(その当時はあまり面識のない)が主催しているイベントで出店させてもらって経験積んだら?ということを言われ、アドバイスどおりに主催者にお願いすると、快くOKしてくれ出店させてもらえる事になりました。
しばらくして次回イベントの日にちが決まり、2013年4月20日、あかつ亭としてデビューすることが決定しました。
クラブでのイベントなので音が出るところは屋内でしたが出店は外で、23〜翌5時までの小規模なイベント。
クラブ内で食べやすいもの、お酒に合うものを考慮してメニューを考えたり、タープやランタンを用意したり、看板や作業台、カウンターテーブルも必要だしと、準備することが沢山。
お客さんの視点では分からないことが少しづつ見えてきました。
ちなみにその当時はカレー屋になるという意識は全然なかったので、カレーは1品作ったけでその他はスパイスを使わないメニュー構成でした。
当日は叩きつけるような大雨。。デビュー戦としてはかなりハードで辛かったけど、アレをこなせた経験の方が今になっては強み。
普段こういったイベントに来ない友人がわざわざ応援に来てくれて心強かったし、今までそのイベントにフードとして参加した人がいなかったのと、周りの友人知人が宣伝してくれたおかげで、沢山の人に興味を持ってもらえ、新しい出会いがあったり改善点が見つかったりと充実した一夜になりました。
あの日の事は今でも鮮明に思い出せます。
このイベントは今も参加させてもらっているし、沢山の人と知り合い、繋がりができた事で思ってもみなかった展開になっていきます。
自分は周りに恵まれていると思っています。ありがたいことです。
そして、、あの日に気づいた大きなこと、、
出店してたら、全く遊べない!
めちゃくちゃ楽しかったんだけどね笑
これってフェスで出店しても一緒だよね。自分が見たいアーティストがいても、店は開けてなくちゃいけない訳で、、当たり前なんだけどね。。
何だかまとまりのない文になってしましましたが、デビュー戦の話しでした。